福津市の農家さんに会いに行ってきました〜2月編〜

暖冬とはいえ本格的な冬場に入り、春の暖かさが待ち遠しくなってきましたね。2018年12月から始まった、旬を求めて私たちが住んでいる福津市の農家さんのところへお邪魔しに行く連載。今回も2月の旬を求めて畑へおじゃまさせていただきました。※過去の記事はこちら

 

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冬〜春の野菜といえば”菜の花”

冬の終わりから春にかけてよく見かける野菜といえば菜の花を連想する方も多いのではないでしょうか。品種や地域性にもよりますが、早い地域で11月後半から始まり、長く栽培されている地域では5月頃まで出回っている菜の花。

今回はそんな菜の花について色々と教えて頂くため、前回に引き続き井ノ口さんの畑へお邪魔してきました。

菜の花、よく見るとミツバチが止まってます。

 

珍しい部類の野菜だった菜の花

井ノ口さんの菜の花の収穫時期はだいたい12月末〜1月中旬。先代のお母様が18年ほど前に栽培をスタートしたそうですが、その当時はまだ菜の花を栽培している農家さんが少なく、「珍しい野菜を作っている」と周囲から注目されていたとか。

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ここだけで1,000〜1,500本ほどの菜の花が植えられているそうです。

菜の花は成長しすぎると茎の部分に硬い繊維が残り始めるので、茎が細く、花が咲く直前くらいが食べごろだそうです。また、茎が太く、茎から枝のようなものが生えてきている菜の花は筋っぽいとのこと。

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食用としては少しだけ成長しすぎた菜の花。もちろん食べられないことはないので、肉巻きにして美味しく頂きました。

 

おすすめの食べ方

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小さく根のようなものが生えていますが、ここから「菜種油」が作られるそうです

井ノ口さんにおすすめの食べ方を聞いたところ、一番は天ぷらだそうです。菜の花の本来の旨味が凝縮されて天ぷらが一番美味しいとのこと。他にも白和えやお浸しにして食べるそうですが、やっぱり天ぷらが一番とのことでした(笑)

 

農業について

今回は菜の花だけでなく、少しだけ「農業」そのもののお話も伺いました。

 

同じ野菜の連作ができない

実は農業というのは、同じ畑で同じ野菜を【種植え⇒収穫⇒種植え】といった連作はご法度で、一度収穫が終わるとほぼ必ず違う野菜を植えるそう。理由としては、同じ場所で同じ野菜ばかり作っていると、多様な微生物のバランスが崩れ、特定の病原菌が増え、土壌障害になるのだとか。

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毎年同じ野菜で一定の収穫量を確保するためには、広大な畑を上手にローテーションで回していく計画性が問われるそうです。他の農家さん達と協力して上手に畑を回し合ったりと、良い野菜を作るためにはご近所さん達との付き合いも大切なんだとか。

 

作るだけではダメ

「(苦味が増さないように)有機肥料の使用量を限りなく減らすなどして、美味しさには強く拘って作っています。とはいえ、食べてもらえないと意味がない。だから野菜を作ることだけではなく、販路をちゃんと確保して皆さんに食べてもらうところまでが農業なんです。」

と、柔らかい笑顔で優しく語ってくれた井ノ口さん。全てのお仕事において言えることだなぁー・・と胸に響くものがありました。

 

井ノ口さん野菜の販売場所情報

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■販売場所:あんずの里市
■住所:福津市勝浦1667-1
■生産者名:井ノ口 幸子
■電話番号:0940-52-5995
■営業時間:8:30〜17:00
■定休日:毎月第二木曜
■駐車場:有り
■公式HP:http://anzu-sato.jp/

 

次回第4弾は3月以降となります。農家さんの想いや背景を知ると、より一層深みのある美味しさが口の中に広がりますね。次回もどうぞお楽しみに♪

 

 

投稿者プロフィール

えとうあきひろ
福津NOTE.代表/

多様性を尊重し、人間の性と業・損得勘定を受け入れ、優しい社会と暮らしを育むこと。

”余白”をテーマに、大切な人を大切にできる社会の仕組みづくりに取り組む30歳。元・築地市場の八百屋さん。